ご挨拶

 日本の高齢者(65歳以上)人口は2016年9月15日時点で3,461万人、総人口比は27.3%となり、2014年から継続して総人口に占める割合が1/4を超えています。女性の高齢者比率は30.1%であり、女性の10人中3人は高齢者という時代に突入しました。2020年には東京オリンピック・パラリンピックが開催されますが、前回の東京オリンピックが開催された1964年の高齢化率は6.2%でしたので、凄まじいスピードで高齢化が進んでいることがお分かりなるかと存じます。

 日本は高齢化社会のトップランナーとして、未知の領域に最初に突入していくことになります。一方、世界は自分たちの将来の姿として、日本がこの状況を如何に解決しようとするのか注目しています。そして、わが国でも高齢化対策としてサルコペニア・フレイルへの関心が高まってきており、2014年に本学会の前身である日本サルコペニア・フレイル研究会が設立されました。これまで東京で2回、名古屋で1回の研究会が開催され、サルコペニア・フレイルに関して研究の交流、情報発信を行って参りました。本会は、時代の要請に応えるべく、2016年9月に一般社団法人日本サルコペニア・フレイル学会となり、さらに活動を充実させ国民の健康長寿に寄与する所存です。

 本年の第4回日本サルコペニア・フレイル学会大会は、学会化後、最初の学会大会であり、初めての京都開催になります。サルコペニア・フレイル領域の研究は学際研究であり、多種多様な分野からのアプローチが必要不可欠です。この度の大会でも、様々な分野の研究者が集い、サルコペニア・フレイル領域の研究を発展・活性化させると共に、交流の場としても活用していただくことを期待し、大会テーマを「京から発信 新たなサルコペニア・フレイル研究」といたしました。

 神無月(10月)の京都にて、お一人でも多くの会員や一般の皆様にご参加いただき、課題解決に向けた議論ができますことを心より楽しみにいたしております。

第4回日本サルコペニア・フレイル学会大会長
同志社大学スポーツ健康科学部教授
同志社大学体力医科学研究センター長
石井 好二郎